![]() |
こんな時だからこそしっかり 健康管理しましょう 美唄市医師会・永田 康 |
新型コロナウイルス感染が広がって、皆さんの中にも診療所、病院への受診が心配になる方がおられるかもしれません。
いま受診控えが増えています。 持病のある方は新型コロナが重症化しやすい、ということで受診されなくなり、 症状の悪化が心配されます。持病があってもしっかり治療を続け、よい状態を保つことがリスクの軽減に繋がります。 また、乳幼児や学童の予防接種が控えられることも心配しています。 世界では新型コロナのまんえん蔓延を防ぐために予防接種キャンペーンが中断された国々があり、 ユニセフの報告では「はしか(麻疹)」の予防接種を逃してしまう可能性のある子どもは37カ国1億1700万人以上に なる、と予測しています。 はしかによる子どもの死亡が増えることが懸念されます。はしかをはじめ、ワクチンはきちんと受けることが大切です。 子どもさんだけでなく、冬に向けてインフルエンザの予防、また肺炎球菌の予防などのワクチンも大切です。 現在医療機関では電話による相談や、定期薬の処方箋発行もしています。また発熱の患者さんと動線を区別したり、 ワクチン専用の時間帯を設けたりといろいろ工夫して対応しています。 かかりつけの医師と相談されてしっかりと健康管理されますように。 またこの時を、禁煙にチャレンジ、毎日身体を動かす(ストレッチや筋トレ、ウォーキングなど)、お酒は適量に、 健康的な食事内容に、など生活パターンを見直すよい機会にしてはいかがでしょう。市内の医療機関では、 そのご相談にも対応していますよ。 (執筆者紹介/市立美唄病院小児科医師) ![]() |