ぐっすり眠ろう!!
心地よい眠りは健康の友

美唄市医師会・星野 仁

布団に入ってもいろいろ考えてしまって、なかなか寝付けない。暗いうちに目が覚めてしまい、眠りに戻れない。 睡眠不足で、日中ぼ〜っとする。
誰しもたまに眠れない夜はありますが、それが毎晩となるとちょっと困りますね。 不眠は万病の元ですから、放っておかずに出来ることをしましょう。

よく眠れるコツというものが、いくつかあります。
例えば、
@毎朝決まった時間に置き、日の光を浴びる
A昼間に程よい運動(うっすら汗をかくくらい)
B昼寝は30分以内
C夜お風呂に入る
Dお酒は控える(眠りが浅くなる)
E寝る前はテレビやスマホは見ない 
F眠ろうと頑張らない
、などが効果的です。それでもやっぱり眠れなければ、睡眠薬を飲んで寝てしまうのが最も簡単確実な方法です。
皆さんにお話を伺うと、多くの方が「癖になる」「やめられなくなるから睡眠薬は怖い」と心配しています。 でもそれは戦後しばらくの話。
その後、良い薬が次々と開発されました。ですから今の薬は習慣性や依存性がずっと少なく、 安心して飲むことができます。お医者さんの指示通り飲んでいればやめられなくなったり、だんだん効かなくなることはありません。 それに不眠の原因がなくなると、自然な眠りのリズムが戻ってきます。そうすると、お薬なしでも元通り眠れるようになります。 心地よい眠りは、健康の友です。日々の暮らしの工夫とお薬で、ぐっすり眠りましょう。
(執筆者紹介/医療法人風のすずらん会美唄すずらんクリニック院長 イラスト/栢場)