頭痛がとまらない!
美唄市医師会・木村 眞司

皆さんこんにちは!待ちに待った春がやって来ましたね。
でも、頭痛持ちのアナタ、気持ちがスッキリしませんね。どうしたらいいんでしょうか。
はいはい、皆さんの声が聞こえてきます。「うちの娘は長年頭痛で困っている」「〇×病院に行って頭の検査をやってきたけど『大丈夫』といわれてそれっきり」 「オレはいつも飲んでいるノー〇ンを飲めば大丈夫」「うちの父さんが置き薬の痛み止めを飲むのをやめなくて困るワ」などなど。頭痛には主に2つあります。
軽い頭痛が時々あるもの。これを「緊張型頭痛」と言います。また、ひどい頭痛があって寝込んでしまったり吐いたりするもの。 光がまぶしく感じたり、音がうるさく感じたりします。これを「片頭痛」と言います。
頭の片側だけが痛いとは限りません。全体が痛い人もいます(だから、名前が間違っているンです)。
じゃあどうすればいいんでしょう? まずは自分の頭痛を把握しましょうね。軽いのかひどいのか。 痛み止めを週に何回飲むのか。どんな日にひどい頭痛が起こるか。両親や兄妹に頭痛があるか(片頭痛は結構遺伝しますから)。大事なことをひとつお教えしましょう。 それは、頭痛薬を飲み過ぎると、かえって頭痛が悪くなるし、続くようになってしまうということ。え? いろいろ当てはまるって? では病院にかかってみましょう。頭痛に詳しい医師は世の中に多くはありませんけどね(スミマセン)。 大抵の場合、必要なのは頭の検査ではなく、お話をよく伺った上で、薬の飲み過ぎを避けること、そして、ときには予防の薬を使って、頭痛の回数を減らしたり、 ひどさを和らげたりすることなんです。では!
(執筆者紹介/市立美唄病院非常勤医師 札幌医大医療人育成センター)